ぐうたら妻とは私のことです。

バリキャリからの転落(天楽)日記

大雪

寒い寒いと思っていたらまさかのこの時期に大雪て。

元々そんなに見慣れているわけじゃないから

雪が降るとそこはかとなくワクワク感がうずめき出していたけど

これだけ見てるとそうそうに飽きてくる。

それどころか困ったことも多い。

 

前にも話したけどウチは洗濯機がベランダに置く仕様になっている。

冬は鬼寒いのはもちろんなのだけど

雪が降ったりすると外の蛇口が凍ってしまう。

洗濯機に水が入らないので洗濯ができなくなるのだ。

今日も見事洗濯できず。未だに雪が降っているから今日までに洗えるのか・・・

 

もう一つの困り事は、ブレーカーがすぐ落ちるということ。

エアコンを2台つけていてもなかなか暖まらず

雪の日はフル回転で働くもんだからご飯の支度をしようものなら

「バンッ」

一瞬で真っ暗になる。

 

とにかくそれが怖い。大きな音と暗闇。何度経験しても怖い。

今朝も朝からブレーカーが落ちた。

あまりに落ちすぎてブレーカーが落ちる瞬間がわかるようになった。

落ちそうになるとどこからか不穏なブーンという音が鳴る。

それからその音がだんだん大きくなって一気に「バンッ」だ。

 

怖すぎて常にこのブーンって音に敏感になる。「ブーン」ビクッ。

ブーンって音が鳴り始めると急いで近くの何かしら電源を切る。

大抵「これを切る」と決めてるものがあるのでもちろん今日も急いで電源を切った。

 

しかししばらくするとまた「ブーン」

怯えながら急いで消せる電源を探す。

まるで爆弾処理班が1本電線を切り、時限装置は止まらずまた1本切るみたいに。

朝の6時からこんなスリリングな思いをしないといけないこの家。

急いでトイレの電気を消す。夫くんが入った後のトイレで電気がついていた。

ウチのトイレは換気扇と電気が一緒になってる!これはかなり確実な1本なはずだ。

パチっと電気を消す。

心なしかブーンの音が弱まった。

ほっと一安心したのも束の間、突如ブーンの音が大きくなり

抵抗する隙もないまま無下にもブレーカーは大きな音を立てて落ちた

 

「バンッ」

大きな音と共に漆黒の暗闇と不気味な静寂が訪れる。

 

「あ”あぁ”あーっ!」

言葉にもならない叫び声が不気味な静寂を貫く。

 

その後ろで味噌汁の鍋を持つ夫くんが音を立てずに震え上がる。

 

「ビクゥッ!!!」

一体この家はなんなんだ。

なんだってまだ陽も出ていない時間からこんなに心臓にムチうたなくてはならないのか。

 

夫くんはわたしがお料理を作っている時や食事の時

足元にハロゲンヒーターをつけろという。

ウチのキッチンダイニングには暖房が一切なく

リビングからの暖房も届きにくい独立したキッチンダイニングなので

恐ろしく寒い。外で料理しているようなものだ。

だから電源を差し込んで使えるハロゲンヒーターを使えというのだけれど

わたしにとって寒いよりブレーカーの「バンッ」の怖さの方が上なのだ。

ヒーターをつけるなどというリスキーなことはしたくない。

そんなことするくらいなら寒いままでいい。

 

なのにそんな怖さも理解せずに夫くんは「つければいいのに」と文句言ってくるもんだから

昨日もご立腹してやったよ。真っ暗な隣の部屋で毛布かぶってやったよ。

全く冗談じゃないよ。早く引っ越したいよ。

 

ただ一つ、雪が降って良い事はある。

雪が降ると夫くんが早く帰ってくるのが嬉しい。

夫くんの仕事場は雪がここ以上に降るところなので

仕事してる場合じゃなくなるので早く帰ってくる。

昨日はお昼過ぎくらいに「帰るよ!」って連絡あってなんのこっちゃと思ってたけど

解散になったということでかなりウカれたね。

帰ってきてすぐ出かけたよ。新しい家を探しに。

 

もう引っ越したいって言ったら引っ越したくて仕方なくなって

気になるところの外見だけ見て回ったの。

1個だけすごい住みたい家があってどうしても住みたいの。

どうしても住みたいあまり、このぐうたらが仕事しようかと思ったくらい。

今のところよりかなり家賃が上がるから

本気で週3くらい事務の仕事しようかと考えた。

いや週3の時点で本気ではない気はするが。

  

ここ数日ずーーーーーっとその家のこと考えてて

色々色々考えすぎて頭イタイ。

 

昔から住む家にはすごくこだわってて

多少他で我慢しても良い家に住みたいわけ。

 

けどそうやって今までパートナーに無理させていたんだよなぁとも思ったり

これって本当は我慢しなくちゃいけないことなのか

それとももっと上に向かっていくのに必要なことなのか

自分でもよくわからなくなる

 

もっと身の丈にあった場所を選んだ方がいいのか

そもそも身の丈がそこなんだって思ってみたり

 

昨日も寝る前に色々考えてたら眠れなくなってしまったけど

一つ思ったのは

自分の居場所が欲しいって思ったの

「ここがわたしの場所だ」って思える家。

残念ながら今の家はそう思えない。

違う場所に居続けてる気がして落ち着かない。

いつもビクビクしてる感じ。

 

いいなって思った家を見た時

やっと落ち着けるって思えたの。

なんていうか地に足がつく感じというか。

地に足がついてやっと自分が始まるようなそんな気がした。

そこから色々始められる気がした。

やっと閉じ込められてたところから身軽になって動ける気がした。

 

そんな想像ができたんだよね。

 

住めるのかどうかわからないけどもう終われる気がするんだけどな。

 

そんなこと思ってたらまさかの夫くんからのメール!

まだ午前中なのにもう仕事解散だって!

やったね〜

急いで片付け終わらせよう。