ぐうたら妻とは私のことです。

バリキャリからの転落(天楽)日記

お気に入り

やっとお気に入りの美容院が見つかった。

わたしにとってお気に入りの美容院はかかりつけの病院より重要と言ってもいい。

小さな時はヘアメイクさんになりたかったわたしで

中学の時に浅野温子さんに憧れて以来色々なヘアアレンジをしてきた。

わたしにとって髪型はわたし自身を表すもので

そんな髪型について相談でき、一緒に創り上げる美容師さんというのは

わたしにとってとても重要で大きな存在だ。

 

髪やスタイルに関することはなんでも知りたい。

その他色々コミュニケーションがとれる人がいい。

でも決定的かつ曖昧なもの、「価値観」が近いというのも大切なのかもしれない。

 

こちらに来て「情報も何もない状態での美容院探し」というのは初めてだった。

大体いつもは自分の好みの髪型をしている人に美容院を聞いたり

知り合いの口コミなんかを元に美容院を探していた。

何も頼るものがない為インターネットを駆使して情報と睨めっこ。

選ぶ基準はフィーリング。ネットの情報から「なんとなく良さそう」を選ぶ。

最初に行った美容院は以前から何度かお店の前を通っていて気になったところだった。

ここら辺にしては外観がポップな感じで個性的だった。

インターネットで検索して情報を色々調べてから予約をした。

髪のダメージを防ぎ、美しい髪を作るというのがモットーな感じだった。

 

3回通った。で、やめた

一番の理由は行くといつもコロナネガティブな話ばかりするから。

 

接客業だし、お店でコロナが発生すれば死活問題なので気をつけているのはわかる。

でも顔を見ればテレビのニュースで話してるようなことを延々に話す。

わたしはもっと髪のこととか話したいのに

その質問にはあまり多く語らず、同じなのはネガティブな返しだけ。

 

3回目の時、相手のテンションが上がるよう一生懸命気を遣って話している自分と

鏡で目が合った瞬間「もうここはやめよう」と思った。

 

何が悲しくて店長の髪型褒めて喜ばせなくちゃいけないんだ。

 

しかしわたしはずっとそういう癖があって

例えば洋服屋さんに行っても店員さんを喜ばせようとしてしまう。

なんというかサービス業の癖が体に染み付いているからなのか

相手の空気感を感じ取ってしまって無意識にやってしまうのか

よくわからないが気づくとやってしまっている。

美容院で「お疲れ様でした〜とか「ありがとうございました〜」とか

大きな声でいうところとかあるけどうっかり自分まで言いそうになる。

共感力が強すぎる。

 

そして次の理由が全くやりたい髪型をしてくれない。

もちろん、こちらのオーダーが無理なものだったり、

なんらかの理由があってできないのはわかる。

でもそれ以前に話を全然聞いてない。説明も少ない。

だから「ま、いっか」と諦めて帰ることが毎回だった。

 

わたしは美容室に気を遣いに来たのではなく

美容師さんといい時間を過ごしたいのだ。

髪の話も聞きたいし、他の色々な話もしたい。

そして何より好きな髪型になりたいだけなのだ。

 

それはこの美容院では叶わないと分かったのであっさり行くのをやめた。

 

それから4ヶ月くらい探す日々。

で、いくつかリストアップして2つまでにしぼって

あとは予約取るだけってところまで行ったのに何故か

もう一度探し直して辿り着いたお店が今回の美容院。

 

理由は海外経験もあってなんか視野が広そうだったから。

考えが凝り固まってなさそうというか。

あと個性的そうだった。何故か顔写真がだったし。

勘は当たってた。ちょっとヘンな人だった。

ヘンな人ってわたしにとっては褒め言葉。

 

優柔不断なわたしでも根気強く相手してくれて

人見知りなんて忘れちゃうくらいたくさんお話ができて

一つ一つ丁寧に説明してくれて情報をいっぱい教えてくれて

そして一番はやっぱり上手!

カットもカラーもとても好みで、仕上がったスタイルもカッコいい。

 

そして「価値観」があう人だった。

 

今回は4時間ちょっとくらい居たのかな。

でもとてもたのしい時間だった。

 

ほぼほぼ初対面の状態で

久しぶりの新しい人との出会いで

こんなにもスムーズに自分がリラックスできたのが驚きだった。

 

髪の長さは久々の鎖骨より下ライン。

そして少しクセのあるブリーチをしてもらった。

毎日鏡を見るのが嬉しい。

 

次にまた美容院に行くのが楽しみで仕方ない。

そこでの美容師さんとの会話もめちゃくちゃ面白かったけど

もう忘れちゃった。

 

あっという間の4連休だった。

なぜあっという間にすぎたのかは、また次の機会に。