ぐうたら妻とは私のことです。

バリキャリからの転落(天楽)日記

スイッチ

2月も今日で終わり。

これを更新した頃はもう3月1日になる。

3月から新しい家の鍵が渡されるので引っ越し準備がいよいよ熱くなる。

 

前にも書いたけど1日はいつも「一日(ツイタチ)参り」というのをしている。

明日はお礼と報告をしに行こうと思うのだけれど

わたしはちゃんと神様のいうことを聞いたのだろうか。

無視して勝手に決めてしまっていたのではないかとちょっと心配になる。

 

今日はニトリにカーテンをチェックしに行った。

ネットで注文する予定だけど一応質感とか色味を見ておかないととね。

で、ニトリに行ってカーテンを見ていたらお腹がゴロゴロとしてくる。

しばらく気がつかないフリをしていたのだけど

どうにもダメで夫くんに報告。

「すぐトイレに行きなさいよ」と言われたけど

結局トイレが見つけられず歩いているうちにおさまった。

 

実は先日ニトリに行った時ももよおしたのだ。

 

いつもこんな話ばかりでごめんなさい。

 

しかし一体ニトリは何を放っているのだというのだ。

昔、「本屋さんは本のインクの匂いでもよおす」というのは聞いたことがあったが

ニトリで真剣に家具を選びたい時に一体何が分泌されているのか。

 

それで夫くんとそういう話になって

そういえばドラックストアでもいつも行きたくなる説を発見した。

週末は牛乳が安いドラックストアに買い物へ行くのだが

お菓子を選んでいると必ずと言っていいほどトイレに行きたい気がしてくる。

「行きたい気がする」だけで行きたいわけではないのかもしれない。

もはやその違いがよくわからない。

 

でもどうしても極力外のトイレは使いたくない。

不特定多数が使っているトイレは苦手だ。

ニトリも大人気だし、ドラックストアだってたくさん人が来ている。

もしかするとその強迫観念がトイレに行きたくさせるのか。

人間の体は不思議だ。

強迫観念と腸が手を組むなんて、それじゃ一体何を信じたらいいのやら。

 

強迫観念とは少し違うが

何かよくわからないものに反応しておかしな症状が出ることがたまにある。

 

前に夫くんとある滝に行った時のこと。

車を降りた瞬間からなんか嫌だった。

「なんか嫌」って理由がなく「生理的に嫌」ということだから

実は相当嫌ということらしい。 

 

こわいな〜こわいな〜いやだな〜いやだな〜(稲)

 

と思いながら夫くんについて行っていたわけ。

そこはどうやら滝が近くで見られるらしいんだけど

そのためにはそこの階段を降りて歩いて行かないといけないという。

 

もうその階段ダメだよね・・・

 

夫くんは行く気満々で行こうとするんだけど

どうにも足が行きたくなさそう。

「え〜本当に行くの?」と言いながら渋々階段を降りようとしたら

急に耳のところで「ブゥウゥゥーン!」と虫の羽の音がした。

その瞬間「ブチッィ!」ってスイッチが入って大パニック

半べそになりながら「こわいこわい」と取り乱し始めた。

 

夫くんが「これはダメなやつ」とすぐ判断。

そのまま引き返して滝を見ずに帰った。

 

あの時何が怖かったのかはよくわからなかったけど

苦手な虫に助けられたような気がしたほど。

 

訳のわからないスイッチが入る瞬間があるんだよ。

 

これも前の話なんだけど

夫くんと息子くんの3人で遊園地に行ったわけ。

そこは随分と昔からある味のある遊園地だった。

入り口にケーブルカーがあってそれに乗って上にあがると遊園地がある。

そもそもそこからが謎だった。

 

ケーブルカーが走り出した途端

 

両鼻穴からダラダラと鼻水が止まらない。

それまでなんでもなかったのに信じられないくらい鼻水が垂れてくる。

水っぱなもいいとこ。

ティッシュを持っていたがあっという間になくなってしまうほどの量。

そんな体が異変を起こしていたが、せっかく息子くんも一緒だし

なんとか鼻を押さえながら園内を回っていた。

しかし古い遊園地なので小さな子供向けの乗り物が多かった為

特に遊ぶ事もなくひとまず園を一周回ることにした。

 

歩いて行った先に大きな吊り橋がかかっていた。

山の上の方に作られた遊園地で崖と崖の間を橋で繋ぎ合わせているのだった。

スリリングなちょっとしたアトラクションみたいな感じで

みんな気軽に渡っていくのだろう。

もちろんわたしもそのつもりだった。

 

長さは150Mほどの橋だったのだが

真ん中辺りに差し掛かった時急に恐怖が襲った。

高所恐怖症ってわけでもないのだけど急に足がすくんで

歩くほどに何か下の方に引っ張られ自分から落ちてしましそうな気がして

その場でしゃがんでしまった。

 

「もうムリ。もうムリだ。歩けない・・・」

 

またも半べそになりながら叫ぶと

夫くんがこれまた「これはダメなやつ」とすぐ判断。

しゃがみ込むわたしの手を無理矢理引っ張り前へ前へと進む。

 

パニックを起こしているわたしは

こわいよ〜こわいよ〜

と泣きながら(これは稲川淳二さんではない)

引きずられるように橋を渡った。

 

午後の平和な遊園地、

まさかここでこんな風に命の危険を感じているやつがいるとは誰も思うまい。

 

涙と鼻水を盛大に放出したまま遊園地を後にした。

 

うちの息子くんもこんなのは慣れっこなので横で笑っていました。

 

あの変なスイッチ、まじやめてほしい。