ぐうたら妻とは私のことです。

バリキャリからの転落(天楽)日記

お隣さんシリーズ

今日は風が強いね。

この家は高台にあるので風邪の影響がものすごくて洗濯物が吹っ飛ぶ。

そうすると天気が良くても外に干せないからなんだか損した気分だよね。

でもこんな状況とももうすぐお別れだ。

夫くんとも何かあるたび

「こんなこととももうすぐお別れだ!」と二人で言い聞かせあっています。

 

昨日は新しいおウチの鍵を受け取りました。

夫くんが帰宅するとすぐに新しいおウチへ向かいました。

カーテンの採寸とか諸々の確認事項。

夕方に着くと何人かの住人とスレ違いました。

明らかに違う。どう言ったらいいのでしょうか。人種が違うというか。

3人見かけましたが全員まず若いです。さらに少しオシャレさんでした。

まるで田舎から引っ越してきたみたいにキョロキョロしてしまいましたよ。

またはオドオドしてしまいましたよ。

新しい環境は楽しみではあるけどちょっと怖いです。

ご近所付き合いがうまくできるのか。ビビりまくってます。

 

昨日「一日参り」をしてきた帰り、久々に向かいの一軒家のお隣さんに会いました。

車で坂道を上がっていくと家の柵から空を見ているお隣のおばあちゃん。

車が駐車場に入っていくとちょうど運転席の窓から見えたので

大きな声で「こんにちは!」と言った。

お隣のおばあちゃんも「こんにちは〜」と返してくれて

車を止める間、先日の失敗を思い出し

今回は絶対上手く会話を成立させるぞ!と心の準備ができた。

でもその瞬間から体には緊張が走り、全然駐車が上手くできなくて

何度も切り返してしまった。

きっと後ろでこの下手くそな駐車を見ているんだろうなと思うとますます緊張してしまった。

 

フッと一息つき覚悟を決めて車を降りる。

一瞬「もう居ないかも」と往生際の悪い期待をしてしまった。

振り返ると

 

ま、いるよね。

 

わたしはもう一度「こんにちは〜」と言おうとした。

お隣さんはがその言葉を遮るように、なんならちょっと食い気味に

「なんだかいつまで経っても寒いわね〜」と話し出した。

不意の攻撃にまたもパニクるわたし。

何度も予行練習を頭でしてきたし、車の中でも心の準備をしてきたのに

あわあわしたわたしは

「あ、ちょっと晴れてきましたけどね〜」

うん。これならギリギリセーフだろう。

同じ「お天気ワード」だからさほどピントはずれていない。

続けてお隣のおばあちゃんが

 

「うん。でも全然安定しなくって、さっき$&#'#)$Jね〜」

 

しまった!緊張のあまり最後が聞き取れなかった。

 

「そうですね〜(ニコッ)」

完全にごまかしたやつ。夫くんが見ていたら後で絶対ツッコまれるやつ。

 

そして一瞬話が終わった空気が流れた。

 

わたしは心の中で「ココダーーーーーー!!!」と叫び

 

「じゃぁ、またぁ。失礼しまーす(ニコニコ)」とタイミングを完全に掴んだ。

お隣のおばあちゃんも「はい、どうも〜」みたいな感じのこと言って

ペコリと頭を下げた。

 

やった!やったついに!ここを去ることあと数週間。

わたしはなんとかギリギリではあるがお隣さんとの会話を完全にコンプリートしたのだ。

 

と思った矢先に!

 

「お買い物行ってきたの?」

とまさかの延長戦。

 

これは完全に想定外だった。

まさかあの明確な終わりの挨拶の後に

会話が続いていたかのような返しがまだやってくるだなんて。

 

わたしはビクッとしつつ完全なパニック状態でありつつも平静を装い

「あ。はい。あの、はい。お買い物でした!」

と振り返りまんべんの笑顔で切り返した。

 

お隣のおばあちゃんは「あ$#(%'#ね〜」と車を指差しながら言った。

またも全然聞き取れなかった。

わたしの耳のバカ!

 

多分なんとなくだけど「これで買い物行ってる」みたいなニュアンスかなと思って

仕方なく「ahahaha〜」とヘラヘラして次の返しがないかしばし待ち

帰ってこなさそうだったので「じゃぁ」と会釈してそそくさと階段を登った。

 

その瞬間はギリギリセーフだっただろうと思って

ちゃんと会話ができてよかった。やり切った!と思っていたが

今こうして文字に起こしてみると

もしかしてギリギリアウトのやつ?

 

うーん。

 

まだ3週間ほどあるからね!