ぐうたら妻とは私のことです。

バリキャリからの転落(天楽)日記

食の欲

お金の管理については一切わたしが任されている。

昔は家計の管理なんていうのは全く不得意で自分には向いていないと思っていた。

向いているのかどうかは未だにわからないが

少なからず浪費してしまったりヒドい赤を出すことはほとんどない。

むしろ貯めていくことの方が得意なようで一応向いている事になっている。

 

ただ貯めていくことが本当に家計のやりくりができるわけではない

使わなければ貯まる。使えば無くなる。ただそれだけだから。

 

わたしは単に我慢好きな傾向がある。

だからそもそもの家計の設定がちょっと厳しめになっている。

こっちへ来た時ほぼ貯金を使い果たしてしまったので

ある程度までは貯金額を増やさないとと思っていて

その為に多少生活がストイックになるのも全然平気なのだ。

 

ただその中でも絶対にここは削らない!という枠がある。

それは「食」だ。

食は絶対に削りたくない。

他の何を我慢しても食だけは我慢したくない。

夫くんがよくわたしのことを「食の欲が異常だ」というが

食は心を豊かにしてくれる。

食は体を元気にしてくれる。

食は精神を安定させてくれる。

美味しいものを食べてさえいればあとはなんとかなるものだ。

 

だからまずわたしは週末の外食デートは欠かさない。

夫くんと美味しいものを食べたいり飲んだりすることが何よりの幸せな時間だから。

 

次に家で出す食事。

大したものはできないけど食の質はできる限りよくありたい。

 

だから基本、食に関するお金はなるべくケチらないことを決めている。

もちろん配分を決めて設定金額は守るのだが。

 

ストイックな生活の中でも「ここだけはOK」という決まりを作ると

案外なんとか生きながらえる。

 

でもわたしの悪い癖はその設定に極端にストイックになりすぎる。

半年くらい前に「来月これ買う」というものが未だ購入されてなかったり

下着のゴムがビヨンビヨンでも「女性は締め付けない方がいい」と言い張ったり

基本引きこもりだから洋服だってデートの時用くらいで十分だし

そこら辺くらいは朝飯前なんだけど

これが食費に影響を及ぼし始めるとたちまち悲観的になるもんだから

夫くんが見かねて「お小遣いから出してあげるからおやつ買いに行こ」となる

わたしは食費以外にデート費という項目を設けていてそれはただの外食費。

食費という項目とは別にデート費という名の外食費を設定するあたり

食への執着は半端ない。

 

そして夫くんが見かねるのもムリない。

悲観的ならまだ可愛いが執着は人を狂わせる。

夫くんはそれをよく知っている。だから早々になだめるのだ。

 

いや、そもそもおまえがぐうたらしてないで

多少なりとも働けばそれで済むんじゃないか。

 

えぇ、何度も心でその言葉を繰り返しております。

 

そしてだた自分の設定もうちょっと変えればって話なのも重々承知の上。

 

おそらくこうして生活全てを遊んでいるのでしょうなぁ。

 

しかし

ここ最近になって「住」の欲も増してきた。

早くスパイダーハウスから卒業したくて仕方ないのです。

 

衣・食・住が人間の基本って本当に正しいなと痛感する日々です。