ぐうたら妻とは私のことです。

バリキャリからの転落(天楽)日記

今日は朝から

今日は少しゆっくり。

引越しに必要な買い物や手続きはほぼ完了しつつあり

久々にゆっくりした朝を迎えられると思っていた。

 

夫くんが出かけてまず隣の暖かい部屋へ移動し

色々な確認事項を携帯で済ませる。

洗濯物が出来上がり、薄曇りのうちに洗濯物を干してしまおうと外へ出た。

昨日に比べて少し気温は高そうだが手が冷たい。

これも後少しの我慢。

洗濯物を干し終わると今日は先に色々片付けてしまおうと朝の洗い物に取り掛かる。

ここ最近かなり寒いし、携帯で調べることも多かったので手首が痛む。

気をつけながら洗い物をし終えるとそのままの流れでシャワーを浴びに行く。

 

さ・さむい。

浴室の床が信じられないほど寒い。

いつものことながらイラッとくる。

寒い中足元はキンキン、真っ裸でお湯を出す。

ウチは古いアパートなのでまさかのお湯とお水が分かれている水道。

温度で設定されて出てくるお湯に慣れていると

お湯とお水の配分と蛇口のひねり具合をマスターするまでしばらくかかる。

2年でようやくマスターしてきた。

 

手慣れた様子でお湯とお水をうまい配分で出す。

温かいお湯が出て体をしばらく流していると突然ちょっとぬるいお湯になる。

そのタイミングで顔を洗う。

顔や髪はぬるま湯で流さないとお肌や髪に悪い。

顔を洗い終わるタイミングちょうどでまた熱いお湯に切り替わり再び体を流す。

 

このタイミングも2年住んできてつかんだコツ。

何事も効率よく物事を行いたいタイプなのだ。

 

シャワーを浴び終わるとこれまた地獄の瞬間。

体を拭いて温かい部屋へ行くまでのキッチンダイニングスルーは

心臓が止まりそうになる程寒い。

サササッと浴室から出てキッチンダイニングを通り

温かい部屋の扉を開ける。すると

 

「ヌウェ〜〜〜!!!なんでぇ!??」

 

扉を開けた瞬間、真っ先に窓の下の方に虫が止まっているのを発見。

わたしには幸か不幸か真っ先に虫を発見できるという能力が備わっている。

自分でもなんで扉開けた瞬間まっすぐに虫が見れるかだ。

例えば15cmを超える大きさの虫だとか言うならまだ分かる。

そりゃ、すぐに気がつくだろう。

どんな小虫でさえも瞬時に発見できる。

いつもこれって一体なんなんだろうと事が過ぎてから考えてしまう。

 

で、虫が窓の下の方に止まっていたんですよ。

蛾みたいな感じかな?

大きさは5cmくらいかなぁ。それも結構立派だよね。

 

あ〜もうこの時期に差し掛かってきてるんだなぁ・・・なんて

もちろん考えている暇もなく

部屋の中で一人アタフタしているわけですよ。

 

こんな時いつも夫くんを呼びつけるのだが

残念ながら会社に行ってしまっている。

これは一人で戦うしかない。

 

ひとまず窓にいるわけだし、外へ逃そう。

前に話した「この部屋に入ってきた虫は容赦なく抹殺する案」なんてのは

ほんのちっちゃな虫だけ。

 

そうです、わたしは虫の大きさで態度を変える弱い人間です。

 

そっと近づき窓を開け、サササッと部屋の入り口へ逃げる。

 

「ほら、開いてるよ。行けるよ。行って行って。」

 

虫に優しく話しかける。

当然、部屋にはわたし一人です。

隣の家からしたらえげつない独り言です。でも隣は朝早く出かけましたから。

 

勇気を振り絞って窓を開けたと言うのに虫は全く気づかず止まったまま。

 

「えーこれどうすんのぉ?」

そっと近くに寄ってもう少し窓を開けてみる。

すると虫がパタパタと羽ばたき窓を離れ畳の面に降りてきた

 

「うぎゃぁぁ#%$'Yあぁあぁ〜!!!!」

 

窓が開いていると言うのに大きな悲鳴をあげてしまった。

畳の床に着陸した虫はそのままじっと動こうとしない。

 

「えーーーーー(泣)まぢどうすんのこれーーーー」

怖い。怖すぎる。

このまま家の奥へ入ってきてしまったらどうしよう。

なんとかこの窓の近くで引き止めなくてはいけない。

 

そーっと近づき、洗濯カゴに入っていたフェイスタオルを取り

虫に向かってハタハタさせる。

これは逆にこちらへ近寄ってきたり、最悪そのタオルに止まるという可能性がある。

しかしこの際、そんなリスクを冒してでも虫を追い出したい理由がそこにある

 

わたしは心を強く持ってさらにタオルをパタパタさせる。

すると虫は一瞬こちらに向かいかけるという悪意に満ちたフェイントをかけ

すぐに横のカーテンの裾に止まった!

 

カーテンの裾は窓を開けた方とは反対側の窓だ。

 

よし、このまま反対側の窓を開けてそこから出せばなんとかなる。

エアコンの室外機が目の前にあるのでそちらからの風が多少気になるが

全てを計算した上で思い切りはたけばなんとかなる!

 

虫に気づかれないようそーっと反対側の窓を開けて

次の瞬間一気にカーテンを外に向けてはたいた!

虫はその勢いに乗ってベランダを抜け、前の畑の方へ飛んでいった。

と、思う。

もうその後は怖くて外に飛んで行ったと思い込んで終わらせた。

 

久しぶりの虫との格闘。

これ、全て真っ裸で行われた出来事だった。