ぐうたら妻とは私のことです。

バリキャリからの転落(天楽)日記

スイーツビュッフェのつづき

さて続きです。

 

最近のビュッフェ事情は手袋をつけて回るということ。

あれは両手つけた方がいいのですかね?

取る手は右手だけで、左はトレーを持つのみ。

いつも迷います。トレーを持つ手も必要ってことなんですかね。

正解がわかりません。

 

で、手袋をつけてトレーを持ってスイーツコーナーに並ぶわけですよ。

女子たちがぐるぐると回りながら工場の逆ベルトコンベアー式に。

あれにいつも違和感を持ちます。

例えばここから5種類ほどのスイーツは飛ばしてその先が取りたい!と思っても

やっぱりその順番が来るまでずるずるとベルトコンベアーの一部になった方がいいのかな。

あれもいつも迷う。

先の方1個だけ取りたくても並ぶものなのかな。

 

 

よくわからないまま、ずっと並んでいたけど。

 

最初のお皿はまずは少しずつ

そしてフルーツ系のムースやプリンといった噛む必要のないもの。

夫くんと並ぶと夫くんはサッサと一つ一つ順番通りにスイーツを持っていく。

そしてその度に「これは?」「これいる?」とわたしに聞いてくる。

わたしは「いらない」「いらない」「それもいらない」と

ムースやプリンの柔らか系を目指して進み続ける。

ちなみに大好きなチョコは一番最後がいいらしい・・・

 

次はあれ食べようこれ食べようと目星をつけて

お皿には3つほどのムースやプリン、ムースケーキを並べた。

さらによく見るとスイーツバイキングの他にも軽食が並んでいた。

一口サイズのトルティーヤ、ラップサンド、そしてスープにパスタグラタンまで。

わたしはトルティーヤを一つ取り席に着いた。

 

夫くんと友達はまだ戻ってこない。

しかしもうどうにも待ちきれずに食べ始めた。

やっぱりうまい!生クリームもとても上品な味だ。

わたしはあまり生クリームが得意ではないのでいつもスイーツ選びに迷う。

でもさすがここのケーキはどれもさっぱりとした甘さで美味しい。

これなら案外いけるかもしれない!

 

夫くんや友達が戻ってきた。夫くんはお皿にほぼ全種類のスイーツを並べていた。

そしてお皿を置くとまた立ち上がりメインから少し離れたスイーツコーナーに行き

残りの全スイーツをまたも持ってきた。

 

わたしは「フッフッフ。少しずつって言ったのに。」と心で笑い

勝ち誇ったように横目で見ていた。

わたしのお皿の3つのケーキはあっという間になくなってしまい

少ししょっぱい味を入れようとトルティーヤを食べた。

 

う・うまい!

 

多分絶対ダメなやつだ。

しっかりとした生地が何層かになっていてハムやチーズが挟まっている。

重いケーキ以上に食べてはいけないお腹がいっぱいになるやつだ。

しかし劇的にうまい!

あまりにも美味しすぎてもっと食べたいと思ってしまった。

 

心の奥の方でハッと気づく。

今一瞬ケーキよりもトルティーヤの旨さに感動していたかもしれない。

いや、ケーキが美味くないということではなく

わたし・・・塩味の方が・・・

 

いや、これ以上気づいてはいけない。

そんなこと気づいたら全てが台無しだ。

夫くんがずっと「スイーツバイキングなんてどうせそんな食べないでしょ」

なんてわたしに向かって唱え続けていたけどずっとそれを否定していた。

これでは夫くんの思う壺だ。

 

そして2回目を取りに向かう。

しかしどこかで終わりが近づいていることに勘づいたわたしは

結局昨日勉強してきたことなんてあっという間に全て捨て

食べたいものをどんどん取り始めた。

もちろんチョコレートも。

それ以外にクッキーやマカロン、タルトなど5種類ほどお皿に乗せて

さらにトルティーヤを1つ加えて席に着いた。

帰り際に夫くんとすれ違ったので「パスタグラタンお願い!」と頼んだ。

スイーツバイキングに来て2ターン目で「パスタグラタン」を取るのが恥ずかしかった。

周りの女子に「こいつ何しに来たんだ?」と思われるのではないかと恐れ

パスタグラタンの蓋を上げることができなかった。

 

席につくと再び食べ始める。

水分を取りすぎてはいけないとあったがこの際もう関係ない。

終わりが近づいているんだ!紅茶で甘さを取り除きながらスイーツを食べる。

しかしお皿のスイーツが残り3個になるとずっと蓋をしていた感情が抑えきれず爆発した。

 

「もう甘いの飽きた」思わず口をついて出た

 

夫くんと友達は「どこかでわかっていたけど」と言った風に半笑いで「え?」と言った。

 

モウアマイノアキタ?

わたしは不意に口をついた言葉に耳を疑いましたよ。

 

時間にして15分。もう無理だった。

 

3個のうち一つのケーキは友達にあげた。

残りのチョコレートは本当はすごく食べたかったやつだから無理して食べた。

でももう甘味が限界に来ていたので美味しさを感じたのは5%くらいだった。

 

悔しい。

わたしの舌はバカすぎる。

 

もっと食べたかったのに。

 

いや、まだ15分だ。時間はある。

お腹がいっぱいなわけじゃなし、しょっぱいものを食べて

少し経ってまた甘いのを食べればいい。

 

そこからグラタン2皿トルティーヤ2個スープ1杯

 

お腹がいっぱいになってスイーツを取りに行くことは2度となく終わった。

 

わたしの舌と胃袋なんて所詮こんなもんだよ。

ショボい以外の何者でもない。

でも懲りずにもうすでに食べたくて仕方ないんだよ。

だって全然食べられなかったケーキもあったんだ。

ドリンクだって飲めなかったし。

 

もっとトルティーヤとパスタグラタンが食べたかった!

(もうコイツは次回もダメだな)

 

きっと次は場慣れはしているだろうからもっと食べられるはず。

お皿にたくさん並べないとかそれはたくさん食べられる人がやることだ!

次はたくさん食べるなんて考えない!食べたいもの食べて楽しむんだ。

3ヶ月後とかにチャレンジしてみようかな。

 

家までの4階の階段は恐ろしく体が重くて上がるのが大変だった・・・