ぐうたら妻とは私のことです。

バリキャリからの転落(天楽)日記

そういえば

「ふと 第2弾」の時のデートを思い出した時に

また「ふと」思い出したしょうもない思い出

 

あれは例のデートから1〜2年後くらいの頃だったかな

もうあの頃は浮いた話があり過ぎてフワフワしまくってた頃で

同時にしょうもない恋愛ばかりしてたもんだから

しょうもない思い出ばかりで自分でもげんなりするんだけど

数あるしょうもない思い出の中でもトップに君臨するしょうもない男の話。

 

あれはどういうキッカケで出会ったのかすら忘れちゃったんだけど

ある時出会った男の人がいて比較的近所に住む少し年上の人だったと思う。

料理人だった人でもうすぐ自分のお店を持つって言ってたかな

まぁ、大人で料理人で自分のお店を持つなんて

若いわたしには刺激的だったのかな

2回ほどデートをしたと思うんだけど、その2回目のデートの時のことだった。

一緒に車に乗ってて後ろの席に置いてあったその人の携帯が鳴ったんだよね。

多分まだその頃ってPHSかギリギリガラケーだった。

「電話鳴ってるよ」って言っても「大丈夫。」って出なくて

そしたらそのまま留守番電話に切り替わって

昔の携帯って留守電の声がうっすら聞こえる仕様だったみたいで

遠い奥の方で「ピーッ」と鳴った後に女の人の声が聞こえたんだよね

ハッキリとは聞こえないんだけどなんか女の人がワーワー言ってるの聞こえて。

その時なんとなくあ、他に女がいるって思った。

様子もおかしかったし、調子良かったし。

なんか察知したんでしょうね、それっきり連絡取るのをやめた

 

それから1〜2週間経った頃、仕事が午後からの出勤で

遅めの朝食を食べながらボーッとついてたテレビを見てた。

なんかの情報番組のコーナーでウチの近所が出てきた。

ナレーターによると今日は〇〇県〇〇市の新婚さんのお宅を訪問するらしい。

そういって地元らしい雰囲気のお宅が紹介されて

また地元民らしい若い女性がリポーターを家に招き入れていた。

お部屋の中を案内してなんだのかんだのと話をしていたが

一体何でこんな素人のお宅を拝見しているのかもよくわからなかった。

 

そしてよくあるパターンの「それでは旦那さんの登場です!」

「〇〇く〜ん」と甘い声でその女性が旦那さんを呼ぶと

「は〜い」とまた甘い声でデレデレした旦那さんが現れた。

 

ヤツだった。

 

コーヒーを吹きそうになった。

人は本当に驚くと笑ってしまうもんでね。

 

アイツ、結婚してやがった

 

アホみたいにテレビに出てやがった。

 

こんなことある!?って思ったよね。

笑いが止まらなかったし、誰かに話したくて仕方なかった。

だってテレビに出てくるって!

しかも新婚って。

 

くそやろー以外の何者でもない。

 

驚いたのはそれだけじゃない。

その1年後くらいだったかな

平然と「お店オープンしました」って

ハガキが家に届いたんだよね。

 

でももっと驚くのは

わたし平然と友達とお店に行ってやったからね。

 

わたしもわたしです。

もちろん2回目のデート以降連絡は取り合ってません。

何度か連絡が来たけど「テレビ見ました」とだけ送ってやったさ。

 

あの出来事で本気で自分を改めようと改心したんだよね。

しょうもないこんなネタになるような恋愛しかしてなかったから

こんなんじゃいけないってさすがに思ったんだよ。

デートした相手がテレビに出てきたって既婚者だったって

かなり面白かったは面白かったんだけど

このままじゃ幸せになれないって悟ったよね。

 

あほの自分にはあほしか寄ってこないって身に染みてわかった。

しかしその後も懲りずにあほが続いたりもしたんだけどね。

 

今となっては楽しい思い出だな。