ぐうたら妻とは私のことです。

バリキャリからの転落(天楽)日記

侵入者アリ

結論から言うと

全くまだ真相はわかっていないのだけど

 

今日夫くんとデートして帰ってきたら

寝室の窓の網戸が開いていた。

高い階なのもあって普段窓を開けたまま出かける。

 

今日も窓を全開にして出かけた。

 

風も強かったし網戸が風で開いちゃったのかな・・・とも思った。

ちょっと気味が悪い。

 

夫くんに窓が開いていたことを伝えながら

ふと思った。

 

「夫くん寝室のドア開けた?」

 

実は今日出かけている途中で家に寄り荷物を置きにきたのだ。

その時は夫くんだけが家に上がったので

わたしは一瞬思い浮かんだことが気のせいであってほしい一心で

夫くんの返事に望みを託した。

 

「いや、開けてないよ。こっち来てない。」

 

なぁんてこったぁ〜〜〜!!!

 

わたしは確かに寝室のドアを閉めたのだ。

出かける間際、うちのルンビィにお掃除をお願いしたので

あ、ルンビィってうちのルンバちゃんの名前ね。

ルンビィが部屋から逃走しないようにドアを閉めて出かけたのだ。

 

そのはずのドアが完全に開いている

決して簡単に動くようなドアではない。

 

窓が網戸全開、閉めたドアが開いてる=侵入者アリ

 

ぎゃあぁぁあぁあぁぁ〜〜〜

 

わたしは大きく取り乱して部屋中を歩き回る。

まず金めのものが取られていないかチェック。

うちの金めのもの・・・ルンバに・・・ダイソン・・・。

その様子はないッ。

泥棒でないのなら一体何が目的???

もしかしたら隠しカメラや盗聴器とか仕掛けられたのかもしれない。

 

気が狂ったかのようにあちこち探し出す。

 

そんなわたしに夫くんは「風でドアが開いたんじゃない?」という。

いや、そんなドアじゃない。

わたしは間違いであって欲しくて何度も夫くんに問いただす。

「本当に開けてない?」

しかし夫くんは頑なに
「開けてないよ、そっち行ってないもん」

「むしろそこ閉まってたかなぁ?」という。

けれどそれこそ閉めたことは確かなのだ。

 

でも分かる。

人が侵入したとして一体なんのために?

何も盗られてないのに入る理由は?

玄関のドアは閉まっていたし

部屋も出た時と変わった様子はない。

 

それに一番は高い階なのにどうやって白昼堂々と入れる?

業者が修理のフリしてとか?

いや、色々考えられる。

 

確実な「絶対違う」が見つからない限り

どこまでもどこまでもわたしの不安は続く。

 

家中を歩いていてふと目に止まったのはインターフォンだった。

訪問者が来た時に点滅するサインが出ている。

再生ボタンを押すと誰かが来ている!

業者のようにも見える気がするがわからない。

訪問者はあれど郵便受けには携帯会社からのDMのみだった。

明らかに不審者だ。

 

わたしの頭の中はどんどん良からぬ妄想が駆け巡る。

きっとコイツに違いない。。。

留守を確認したんだ。。。

いない事が分かると侵入したんだ。。。

ピンポンだけ押して帰る訪問者なんていない。。。

 

不安の沼に浸かり切ったわたしに夫くんは

「そんなに考え込まないで。業者ならまたきっと来るから」

とは言っても窓とドアの怪はまだ未解決だ。

窓は風としてもドアは苦しい。

誰かに開けられたと考える方が自然だ。

それでも無理矢理風のせいだと信じ込もうとしていった。

 

ひとまず全て片付けをして心を落ち着かせ一息ついていると

 

ピンポーン!

 

荷物が届く予定はない。

こんな夕方という中途半端な時間に人が来ることはない。

夫くんが立ち上がり玄関へ向かう。

モニターをそっと覗くとそこにはまさにあの男が映っている!

まさかノコノコと犯人が現れたのか?

 

話をよく聞くとどうやらNHKの集金の人だった。

ここは新築なので確認にきたのだろう。

あいにくうちにはNHKが映るような電波を通した機器はない。

全て夫くんが説明してあっさりと帰っていった。

あの人たち男には聞き分けがいいのだな。

以前のアパートに来た人はわたしに向かって脅すように迫ってきて

すごく怖い思いをしたのだ。

その時とは考えられないようなすんなりと帰って行ったけど

なんだかにくたらしいとさえ思ったよ。

 

それはさておき

インターフォンの男は関係なかった

じゃ、一体あれはなんだったんだ。

 

真相が明確にならないまま

仕方なし今日のブログを書き始めた。

だってこんな一大事ネタにしないわけにいかない。

 

しかし犯人がこのブログを見つけたらむしろ喜ばせてしまわないか

または別の模倣犯が出てくる可能性もある

言っておくがこのブログはフィクションとノンフィクションが入り混じった

完全なわたしの世界での話なのだ。

 

そんなまさか大丈夫だとは思うのだが・・・だが・・・だが・・・。

 

ちょっ待てよ。

今日温泉に行くんで夫くんがタオル取りに戻ったけど

アイツ、タオルどこから出したんだ?

 

それをそのまま夫くんに聞くと

 

 

 

「あ、部屋入ったわ。」

 

 

 

おしまい